古伊万里 染付 山水文 大鉢KO-IMARI · SANSUI · OBACHI
江戸中期 ・ 元禄頃有田 ・ 元禄〜享保にかけての一品。中央に山水を描き、周縁に蔓草文を巡らす。呉須の発色が抜群に良く、見込みの絵付けも省略のない丁寧な筆致。底面に「大明成化年製」の銘あり。
江戸後期から明治、大正にかけての和骨董を専門に扱う、京都の小さな古美術商です。古伊万里の染付、唐津、刀剣装具、書画、漆器、煎茶具——いずれも来歴を確かに辿ることのできる品のみを店頭に並べております。鑑識を厳しく行い、贋作・修復過多のものは決して扱いません。御来店の前にお問い合わせをいただければ幸甚に存じます。
有田 ・ 元禄〜享保にかけての一品。中央に山水を描き、周縁に蔓草文を巡らす。呉須の発色が抜群に良く、見込みの絵付けも省略のない丁寧な筆致。底面に「大明成化年製」の銘あり。
古唐津、慶長頃の朝鮮唐津茶碗。鉄釉と藁灰釉の景色が見事で、火間も自然。胴の歪み、高台の削りに当代の趣を残す。中興名物といい得る一品。底に小さな目跡あり。煎茶 ・ 抹茶ともに使い得る。
頼山陽(一七八〇 ─ 一八三二)の自詠による七言絶句一幅。落款・印章ともに山陽の典型。本紙は楮紙、表装は緞子。経年並みのヤケ少々あるも、墨色冴え、文字に勢いある優品。書斎の床に最適。
四段印籠、黒漆地に高蒔絵で桐に鳳凰を描く。緒締めは珊瑚、根付は獅子。蒔絵は研出・高蒔絵を併用した上手作。蓋の合いが極めて精確で、職人の腕の高さを語る。
古美術を商って四十有余年。真贋を見極めるとは、伝来を辿り、釉薬を識り、土を撫で、絵筆の運びを覚えるという、絶え間ない地味な作業の積み重ねに過ぎぬというのが、私の到達した素朴な結論であります。
近年、海外の古美術市場では、日本の骨董が驚くべき高値で取引されておりますが、私どもはこの種の流行を冷ややかに見ております。本物は本物、贋作は贋作。値の上下に左右されることなく、品そのものの語る歴史と美しさを、お客様にお伝えするのが商人の本分と心得ております。
当店は、徒に値を吊り上げることをせず、また真贋に少しでも疑義がある品は、いかに利が見込めようとも扱いません。買い取りに当たっても同様、誠意をもって応じてまいります。何卒、御理解いただきたく存じます。
店主 ・ 佐藤 雅彦
初代 佐藤 一徳が、京都市中京区寺町三条に「古美術 一徳」を開く。明治より続く骨董商の家系。当初は煎茶具と書画を中心に商う。
京都美術倶楽部の交換会員として認められる。これを機に古伊万里・唐津など、やきものを取扱品目に加えた。
初代の長男 ・ 一郎が東京京橋 一丁目に支店を開く。同年、東京美術倶楽部の交換会員に加わる。
初代 ・ 佐藤 一徳が八三歳で逝去。長男 ・ 一郎が二代目を継ぐ。同時に京橋店を閉じ、本店の上京区に集約。
二代 ・ 一郎の長男 ・ 雅彦が三代目を継ぐ。当代は美術史学を専修し、特に近世のやきものと文人の書画を得意とする。
昭和四十一年 京都生まれ。学習院大学 文学部 哲学科 美学美術史専攻 卒業後、東京国立博物館 客員研究員を経て、当家に戻り家業を継ぐ。学界においては近世やきものに関する論文を多数発表。新潟県立美術館・大和文華館にて講演実績あり。
現在は京都の店頭に立つ傍ら、月に一度、東京の馴染みのお客様のもとへ伺っている。鑑定の依頼・買取の御相談は、お電話にて。
当店は完全予約制でございます。御来店をご希望の方は、御来店の三日前までを目安に、お電話または手紙にて御連絡を賜りますよう、お願い申し上げます。
鑑定の御相談につきましても、写真と寸法・伝来を御明記の上、書面にてお問い合わせください。御所蔵品の御相談には、改めて店主より日時を御指定の上、御返事申し上げます。
古美術の商いは、急ぐべきものではありません。一服のお茶を差し上げながら、ゆっくりと品を御覧いただける時間を、当店は何より大切にしております。
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